フロンティア歯科クリニック

広島県東広島市の「フロンティア歯科クリニック」では、一般歯科・矯正歯科・インプラントなどを取り扱っています。

診療案内

歯周病

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  • 歯周病とは

    歯周病は、歯の周囲に付着した歯垢(プラーク)が歯と歯肉の隙間に入り込み、歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。

    目に見えない歯肉の溝の中で起こり、気づかないうちに進行してしまいます。
    歯垢には非常に多くの細菌が含まれていて、その細菌の出す毒素が歯肉の炎症を引き起こし、歯を支えている骨を溶かします。

    歯を失う人の60%が歯周病で失います。

    歯周病は「silent disease」と呼ばれています。
    初期、中期に及んでも痛みがないので、放置してしまいがちです。
    歯周病の治療は進行を食い止めることです。
    骨が溶けてしまったらもとには戻りません。
    そのため予防することが大切です。
    進んでしまった人はそこで進行を食い止めることが大切です。

    どんなにきれいな被せものが入っても土台となる歯茎がしっかりしていなければ、歯がぐらぐらになり抜け落ちたり歯茎が下がって見た目の問題も出てきます。
    歯をしっかり保存し、咬めるようにするために歯周病の処置はとても大切な治療になります。

    当然重度の歯周病、歯石がたくさん付いている人ほど治療期間、治療回数が多くなります。

歯周病治療の流れ

  • 検査

    治療に入る前に1回検査の時間を取らせてもらいます。

  • 姿勢測定検査

    体の歪みにより噛み合わせも変わります。
    姿勢の歪みが重度の人は体から治さないと噛み合わせが安定しなかったりします。
    また噛み合わせが悪い事により体も悪くなります。
    歯も体の一部でつながっているので、歯は体と関係ないわけありません。
    体全体で診断していく必要があります。

  • カリエスリスク検査

    虫歯菌検査です。虫歯菌の量を調べることにより、その後の虫歯のなりやすさが分かり、虫歯の予防対策をすることができます。大変大切な検査です。

  • 歯周検査

    歯科用CT

    歯科用CTを撮影することにより、歯だけでなく顎関節・頸椎から頭蓋骨までの歪みまでレントゲンで得られなかった多くの情報が得られます。

  • レントゲン

    レントゲン

    全部の歯のレントゲンを撮影します。歯周病はそれぞれの歯により症状、病態が違うためです。大きなレントゲンでは細部まで見えにくいためフロンティア歯科クリニックでは小さいレントゲンで撮影させてもらいます。

  • 口腔内写真

    口腔内写真

    現在のお口の中の状態を、写真に撮り記録します。日常では、ご自身のお口の中の裏側や側面を見ることが困難ですので、検査結果ご報告の際には、PCを通じて説明いたします。聞いたり、鏡で見てもよくわからないのが写真を見てもらったらよくわかると思います。

  • 歯型模型

    歯型模型

    患者様の上下の歯型模型を採らせていただきます。これは歯周病だけでなく歯の治療にも必要なものです。模型を作ることで、より詳細な状態がわかり診断に大変役立ちます。

  • 力の検査

    力の検査

    オクルーザーという器械を使って力の検査をします。歯周病だけでなく歯に非機能的な力が加わったら増悪します。歯の治療、そして歯周病の治療に大切なのは力をコントロールすることです。そのために力の診断をします。

  • 歯周検査

    歯周検査

    歯周検査とは歯周病の症状を判定するものです。歯と歯茎の溝の深さ、出血、動揺など歯茎の症状の有無を調べます。

  • 歯周初期治療

    歯ブラシ

    基本的に歯磨き指導、上下の歯茎より上の歯石取り、PMTCを2回でおこないます。
    その後歯茎の下にも歯石が付いている人は徹底的に取っていきます。
    ここの治療がメインの治療となります。
    この歯周初期治療が歯周病の進行を左右するといっても過言ではありません。

    血がでても痛みがない人が多いのでここでの回数が多くなれば治療に対するモチベーションも下がりやすいのですが、
    そのような人は歯茎の下に歯石がたくさんついていたり、歯周病が進んでいると思ってください。
    逆に痛みがなく、見えないところなので患者様には分からないともいえます。
    そのような所ほど妥協せず治療をおこなっています。

歯周外科

きちんとしたプラークコントロールや歯石取りをおこなっても症状が改善しない部分に対しては、歯周外科治療と呼ばれる治療がおこなわれます。

歯の根っこの形態は複雑な形をしており、人によっても形が違います。また骨吸収が起こると、山があったり、谷があったり複雑な形態をしていて、
手探りで盲目的に歯石を除去するには限界があります。ポケットが4mm以上の場合は外科をせず歯石を100%とりきれないと報告されています。

外科が必要な人にはこちらから話をさせていただきます。症例によっては骨を再生させる再生療法もおこないます。
  • 歯周外科の流れ

  • 歯周ポケット

    1. 歯周ポケットが深く、骨が溶けています

  • 麻酔

    2. 麻酔をします

  • 切開

    3. メスで切開します

  • 歯肉の剥離

    4. 歯肉を剥離して根を露出させます

    これで根についた歯石が見えます。

  • 歯石除去

    5. 徹底的に歯石を取っていきます

    必要なら骨の整形をおこないます。

  • エムドゲイン

    6. エムドゲイン

    歯石をとりおえて、再生療法をおこなう人はここでおこないます。

  • 縫合

    7. 縫合しておしまいです

リコールシステムによる歯周病予防

リコールシステムとは、3ヶ月~1年に1度(期間には個人差があります)
患者様にご来院いただき、口内の診査や虫歯・歯周病予防をおこなう定期検診のことです。

悪くなって来院すると治療に入ってしまいます。