顎関節症とは、お口が開かない、顎の関節、筋肉が痛い、口をあけると音が鳴るといった症状が起こります。
顎関節は生活習慣病で、顎に過度の負担がかかることによって起こります。
原因はさまざまです。
歯ぎしり、咬み合わせの不備、外傷、ストレスなどいろいろな要素が重なり合ってなります。
顎関節の病態、生活習慣、顔の筋肉の痛み、コリ、歯の状態などにより診断をおこないます。
顎関節症は診断、治療法が難しい病気です。診断がついても治療となると大きく治療介入しないといけない場合もあります。
よってしっかりと診断、治療計画がたってから治療に入る必要があります。
アメリカでは顎関節症は専門科以外の一般開業医は可逆的な治療をにとどめなさいと声明を出しています。(スプリント治療は不可逆的)
当院の流れ
①検査(歯型模型、オクルーザー、顎の触診、姿勢検査、レントゲン、歯周組織検査、カリエスリスク検査)
②診断(今の顎の状態を解剖を含めて説明、なぜ顎関節症になったかのメカニズムの説明)
③治療説明
ほとんどの場合すぐにスプリント治療をする事はありません。まず原因を除去する事からはじまります。
なのですぐにスプリントを入れる、何個もスプリントを作る、硬性・軟性スプリントを作る、検査もせずなんの説明もなく歯を削るなどの治療はアメリカの治療とは反します。
すぐにスプリントを入れてそのまま様子を見る、スプリントを入れて健康な歯を削る(銀歯は別)などの治療は危険です。
痛みが取れても決して治ってはいない場合がほとんどです。
原因の説明のない(かもしれないなどの曖昧な説明も含めて)治療は絶対に治りません。
逆に悪化します。スプリントによる噛み合わせの不具合、歯を削る事などの不可逆的な治療をする事で治療は更に難易度を増します。
納得の説明を受けて治療に入る事が大切です。
元々の歯に勝るものはありません。
よってまず限界まで歯を残します(機能が営めるという状態で)。しかし、どうしても歯が残せない時があります。その時にはインプラントも有効な手段になります。
フロンティア歯科クリニックは九州歯科大学インプラント科準教授正木千尋先生と提携しておこなっております。
インプラントを基礎研究と診療の2つの立ち場から学び、日本で多数講演しています。専門医による理論に基づいたより安心なインプラントを提供いたします。
またフロンティア歯科クリニックは、ノーベルバイオケア社のインプラントを使用しています。
ノーベルバイオケアは歯科インプラントを世界で初めて製品展開したインプラントメーカーであり、研究開発のリーダー的存在で、
インプラントの新しい技術や材質はノーベルバイオケアから生まれる場合も多くなっています。
ノーベルバイオケアのインプラントシステムは世界70カ国以上で使用されており、長い歴史と多くの経験から、高精度・高品質な材料を
安定して提供してきた、一番信用の高いインプラントシステムです。
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インプラントは一生もつというものではありません。残っている歯が少なくインプラントをたくさん入れるほど寿命は短くなります。
また一番大切なのはインプラントにかぶせる歯の形、咬み合わせです。そして残っている歯が良い状態で残っているか?きちんと治療されているか?
ということで歯の寿命が左右されます。
インプラントであろうと銀歯であろうと寿命には被さる歯の形、咬み合わせが最も大切ということです。
歯周病により歯周組織の破壊が著しい場合外科処置が必要になります。
その時に歯周組織再生誘導材料が使われることがあります。(病状によります)
その代表格がエムドゲインとリグロスです。
その他骨補填材、CYTOPLAST(細胞を遮断する特殊な膜)といった材料を使い骨の再生もおこないます。