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当院の感染・衛生管理

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感染・衛生管理

見えないところにも妥協しない滅菌体制の構築

当院では専用の滅菌室を完備し、最高レベルの滅菌体制を目指し、
当院受診の患者さんが安心して治療を受けられるようにしております。

全ての水道水に殺菌消毒された水が流れています(東広島で初の導入)

近年,歯科ユニットにおける給水系の微生物汚 染が問題視されています。
この歯科ユニット給水系の微生物汚染は,給水 停止時の夜間および休診日など,給水チューブ内 に長時間滞留した水中で微生物が増殖し,その後 バイオフィルムが形成されチューブに付着するこ とに起因することが分かっています。
歯科切削器具などから放出される水は,歯科ユ ニット給水系の水を利用しているため,バイオ フィルムから落屑した微生物が切削器具より,水 と共に放出されることが指摘されています。
高齢化社会となった現在,医療の現場において 日和見感染のリスクを軽減する対策,整備が必要 であり,歯科ユニット給水系の微生物汚染につい ても多様な対策が検討されています。
どんなに器具を滅菌しても、切削器具や、ユニットから出る水が殺菌されていなければ意味ありません。

当院では治療用の水だけでなく、うがいの水、洗面所、トイレまで殺菌された水を提供しています。

滅菌は滅菌器にかけたかどうかではなく、滅菌前の洗いで汚れをどれだけ落としたかで決まる

当院はドイツのミーレ社製ジェットウォッシャーで医療器具を洗浄しております。

感染の原因となるタンパク質(血液や唾液)をしっかりと洗浄し、感染のリスクを大幅に軽減させます。
タンパク質は55℃を超えると凝固してしまうので、ミーレジェットウォッシャーは、たんぱく質が凝固しないように、冷水で予備洗浄を行なったあと、高い水圧で確実にたんぱく質の汚れを落としていきます。さらに最後のすすぎで水温を93℃まで上げることにより、 高いレベルの熱湯消毒が可能です。
外国ではこの状態で使用するほどの殺菌消毒レベルです。

このように徹底した温度管理と高い水圧による洗浄で、肝炎やHIVウイルスにも効果を発揮します。
ミーレジェットウォッシャーは、洗浄、消毒及び滅菌に関して、ISO15883で規定された消毒条件(93℃、5分間)を満たしています。また、第三者研究機関によって多数の微生物試験が行われており、高い消毒効果が認められています。

東広島で2医院目の導入です。

熱に溶けるものでも滅菌が出来る

歯科の器具は高温加圧して滅菌(オートクレーブ)するのが当たり前の時代になってきました。
ほぼ全ての医療機関で高温加圧滅菌は行われています。 しかしプラスティック製のものなどは熱で溶けてしまうので、薬液消毒にたよるしかありません。
そのため滅菌レベルが下がります。

ガス滅菌器は、プラスティックから布まであらゆるものを滅菌できる機械です。

高温加圧滅菌器ガス滅菌器を保有することでほぼ全てのものを滅菌することができます。
これにより、院内感染のリスクを最小限にできます。

治療用ユニットには全て口腔外バキュームを設置

当院では、衛生管理の徹底にもこだわっています。
歯科医院としてはあたりまえのことですが、全ての患者さんに安心して診療を受けていただくには、清潔な医院環境が不可欠です。

治療を行う際には、目に見えないほどの粉じん(しぶき)が飛び散ります。粉じんには細菌もまじっており院内感染を防ぐ目的もあり、患者さんの顔にかかったり、吸い込んだりすることを防ぐ『フリーアーム・アルテオ』を導入しています。

フリーアームの特徴は強力な吸引力で治療時に発生する細かい粉塵を吸い取り、安心でクリーンな院内環境作りが可能となります。

上記、口腔外バキューム(フリーアーム・アルテオ)を導入し診療室を常にクリーンな状態に保っております。

院内感染対策は、いまや必須の時代。

クラスBオートクレーブ Lisa

小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ規格EN13060では小型高圧蒸気滅菌器の性能要件とそれに付随するテスト方法が規定されています。
それらは医科、歯科、獣医科などで幅広く使われています。血液や体液と接触する可能性のある材料や器具には様々な形状のものがあり、それぞれの形状に適した滅菌サイクルで滅菌する必要があります。
ヨーロッパ規格EN13060ではクラスB、クラスS、及びクラスNという3種類の滅菌サイクルのクラスがあります。日本では歯科医院の滅菌器のほとんどがクラスNに当たります。その中で唯一クラスBサイクルだけが全ての形状の被滅菌物(固形、中空物、多孔体、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。